皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2008年9月に起きた「リーマンショック」により、世界同時不況の波に洗われ、日本の電子機器製造業は、苦しい状況を強いられております。
デバッグ・ラボもその余波を受け、受注が極端に減り、2009年度は苦しい一年でありました。
しかしながら、2009年末より少しずつではありますが、受注物件があり、昨年度よりも多少ながらも「良き年」を迎えられるかもしれない、と思っております。
皆様のお仕事にも少しでも貢献できれば、と思っておりますので、これまでと同様、デバッグ・ラボを宜しくお願いいたします。
デバッグ・ラボ 代表
國頭 延行
最後にお知らせです。
昨年1年をかけて翻訳した、「パワーインテグリティのすべて」が翔泳社様から出版されます。
これは、Prentice Hall社から2007年に刊行された、
Power Integrity Modeling and Design for Semiconductors and Systems
を翻訳した物で、日本で初めての日本語による「パワーインテグリティ」の解説書です。
「パワーインテグリティ」は新しい概念で、シグナルインテグリティ改善に役立つだけでなく、年々クロック周波数が上昇し続けている電子回路を搭載したプリント基板からの不要輻射を、劇的に改善可能なテクニックです。
またここ数年、RF回路と高速ディジタル回路を同一のプリント基板上に混在させることを目的とした、「EBG(Electromagnetic Bandgap)構造」(残念ながらリンク切れ:2015年9月14日確認)に関する詳細な解説記事もあります。
上記の本に関する簡単な解説をこちらに掲載いたしましたので、ご覧下さい。