0.はじめに
ArduinoやRaspberry Piなどに接続される温湿度センサーの代表的なものとして、DHT11があります。インターネット上ではDHT11を接続して温湿度を測定しました、という例を多く見かけます。
しかしながら、どの程度の性能を持っているか?を検証した記事は少ないように思います。
このエントリでは、DHT11と、高精度温湿度センサ、SHT31とを同時に動作させ(写真1)、DHT11の測定データがSHT31の測定データとどれくらい一致するか?を実験・検証してみました。
結果、DHT11は、SHT31と(25℃近辺であれば)遜色のない性能を持っていることがわかりました(図1&図2)。
図1 DHT11とSHT31とを16時間連続運転して得られた温度データ
図2 DHT11とSHT31とを16時間連続運転して得られた湿度データ