半田付けプローブで観測した波形

 さて、ここまでで波形観測の準備が整いました。この回路はクライアント様との守秘義務契約があるため、詳しくは解説できませんが、いくつかの波形をピックアップして紹介します。

 以下の波形は、青いトレースのネガティブ・ゴーイングエッジを基準として、上のピンクと紫の波形の時間位置が同じかどうか確認しています。観測された波形から、時間位置がぴったり合っており、設計ミスが無かったことが確認できました。
PhaseDiff-CDRout vs SUT.jpg
 続いて、基板上でアイパターンの品質が最も問題のあるところの波形を観測してみました。とても綺麗なアイパターンです。マイクロストリップラインのインピーダンスが50オームにコントロールされた結果です。
SUT-Eye-after-mod.jpg
 続いて、750MHzのクロックエッジが、1.5Gbpsのデータをラッチするところのタイミングを観測してみました。もう少し拡大すればわかりやすかったのですが、クロックがデータのど真ん中でラッチしていることが分かります。
U6-Din Clkin.jpg
 最後に、「メタステーブル」状態が観測されるはずの所を観測してみました。見事にメタステーブル状態を捕らえていることが分かります。
U6-Din Clkin1.jpg

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